さて、補装具をつくるぞ!!

さて、補装具をつくるぞ!!
6+

マネージャことパパです。
前回の記事でリハビリの先生が突然転職することになり補装具を作ることになりました。
決まってからは一気に話が進み、補装具を製作する業者さんに来てもらって作ることになりました。

補装具制作に突入!

2つやらなきゃいけないことがありました

  1. 型どりをする
  2. デザインを考える

この2つをするために 病院に何回かいきます。

型取りをする!!


突然の写真に驚いたのではないでしょうか?
全身怪我をしたのではありません!
補装具はすべてオーダーメイドで作られます。
つまり、身体の型を取るところから始まるわけです。

Attention!

かいせいくんの場合、もっとも気をつけなければならないのが首の気管切開の部分です。
今回はギプス包帯と呼ばれる石膏を使い、全身に包帯を巻く感じで型をとっていきます。
このギプス包帯は水に濡らすと固まる性質があるので、巻きながら水をつけて固めていきます。
固まってくると問題がでてきます。
それは固まった粉が周りに散ってしまうことです。そうなると気管切開部分に入ってしまう可能性があります。そこが一番の注意ポイントです。

豆知識

ギプスってオランダ語で「石膏」の意味らしいです。知ってました?
まぁWikipediaからの引用ですがw

ギプスのトレンド

少し詳しい方だと、石膏使ってんの?とツッコミが来そうですが、最近のトレンドはグラスファイバーと呼ばれるガラス繊維製のものが主流になりつつあります。しかし、今回は固定するための型取りではないため、安価で使いやすい石膏タイプを使用しているというわけです。なんでも新しいものを使えば良いというわけではありませんね。

型取りの手順

実際の型取りは以下のような流れで行っていきます。

  1. ラップを全身にまく(粉が付かないように)
  2. 石膏が練りこまれた包帯を水をつけながら全身に巻いていく
  3. 固まるのを待つ
  4. 大事なポイントや関節などにマーキング(かいせいくんの場合は胃ろうがあるのでそのポイントをマークしてました。)
  5. 外す

この手順を胸から右足にかけて行っていき、終わったら左足をとります。
見てると簡単に技師さんが巻いていくんですが、この巻く技術は難しいらしいです。しっかりまかないと型取れないからね!まだまだ3Dプリンタには負けませんよ!人間の技術者じゃなきゃ!

なんかサウナ状態で暑かったぁ〜まぁサウナって知らないんだけどねw (かいせいCEO)

デザインを考える!!

石膏で型取りが終わると次はデザインを考えます。

いろんなとこにあるベルトの部分(上記の写真だと赤い部分)を好きな色に替えることができます。変えられる色の数はなんと、22色! すごい!

革の色サンプルもあって、発色の確認もしやすい。

デザインについて
http://www.y-brace.com/about_design01.html

型抜きのパターンはかなりいろんなバリエーションがある

さらに、各所のベルト部分には型抜きもできて、指定できる方は23種類もある!
そして、型抜きした下地の色まで指定することができるのです!
これをベルト1つ1つまで細かく指定できます。
これに加えて、ステッチの色まで変えられます。
もう私の感覚ではフルオーダーのスーツを作っているような感覚でした。
かいせいCEOからすればこれがスーツになるのでしょうか(笑)

これだけデザインのバリエーションがあるとできることが多すぎてイメージを固めるの大変だろうなぁ~と説明を受けたときは感じていました。

シミュレーターを自作する

前述の説明の通り、デザインの幅が広すぎてイメージを固めづらいなぁと思っていると
秘書が突然

「これシミュレーター作ればいいんじゃない?」

と言い出しました。
つまり、ベルト一つ一つを使える22色を自由にクリックひとつで変えれるようにして、つけたいワッペンを配置できるようにしたのです。

出来上がったシミュレーターがこれです。
ベルト一本一本を上にある色を選択することで変更してイメージを作ることができます。4種類作ってみて比較することもできます。
AdobeのIllustratorを使って変えれるようにしているので誰でも使えるようになっているわけではありませんが、私たちがイメージを合わせるレベルであればとても役立つものでした。

これを30分くらいで簡単に作れる秘書はちょー優秀!!!

どの色がいいかなぁ

色を決める時は、Webサイトを見ながらイメージを作っていきました。
サイトを見ると、3種類ありました。

  • 短下肢装具
  • 長下肢装具
  • 骨盤帯付長下肢装具

過去に作った補装具が載ってあったんですが、それそれ、大きさ(長さ)が違うので、同じカラーでも印象がだいぶ変わってくる印象でした。

今回かいせいくんが作るのは、
「骨盤帯付長下肢装具」になります。
一番でかいやつですね。

かなり大きめの装具なので色を何色も使うとギラギラしちゃいそうだったのでベースの色はベージュで、ポイントで色を入れていく方針にしました。

ステッチの色や型抜き、手持ちの好きなワッペンもつけることができてかなり細かいオーダーもできます。

なんかフルオーダーのスーツを作ってるみたいでした

かいせいCEOにとってはこれがスーツですね!!

デザイン完成

出来上がったデザインがこれです!さてどんなのができるか楽しみです。
依頼書って完全に仕事じゃん!と思ってしまいましたが、こちらを制作いただく会社さんに送付して作ることになりました。

注意!
お読みになっている方で補装具を作る際に本記事を参考にしている方へ
上記のような依頼書を用意しなくても、対面での打ち合わせとサンプルを見ながら作ることができるので、ご安心ください。私たちが気合を入れすぎただけです。

次回はいよいよ出来上がった実物を見ることになります!!!

ご協力いただいた株式会社y-brace さま

株式会社y-brace(ワイブレイス) さま

http://www.y-brace.com/index.html

今回、かいせいくんが製作させていただいた補装具は、
 金属支柱付下肢装具  骨盤帯付長下肢装具
と呼ばれる補装具です。

制作事例が多く掲載されており、作りたいイメージを具体化するにはとても役立ちました。ありがとうございました。

※ 企業様より掲載許可をいただいております。

6+