動脈管が閉じない!このままだと心臓への負担が・・・|動脈管開存症に対する閉鎖術

動脈管が閉じない!このままだと心臓への負担が・・・|動脈管開存症に対する閉鎖術
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実は4/30に産まれてから心臓に問題がありそうな状況でした。
それは動脈管と呼ばれる血管についてです。

今日は2014年5月12日に行うことになった動脈管開存症に対する閉鎖術の前後のお話をします。

この話を初めて聞いたのは、5月1日です。

動脈管とは

前日の胃ろう造設術の時と同じように、心臓の話をいきなりされても知識レベルが小学生や中学生で止まっている私には、 理解が難しいので図を書いて説明してもらうようにお願いしました。

上記の図はその場で書いてもらった実際のものです。
文字や動脈管部などは見やすいように私の方で修正していますが、
それ以外は全く修正していません。

先生・・・絵うますぎませんか?

これを見せられた時思わず「うまっ!」と言ってしまったことを覚えていますが、すぐさま本題に入ります。

動脈管とは、

赤ちゃんがおなかの中にいる時だけ存在する心臓の血管だそうです。

これは産まれてから自然に閉じるんだそうです。

これ不思議じゃないですか?なんで!?ってしつこく聞いてしまいましたw
結局、「こういうもんだ」という話になって、
人体って不思議だなぁ~と思った記憶があります。

これは何が問題?

心臓って身体に血液を送るポンプのような役割だと言うことは知っていましたので、身体から戻ってきた血液をまた身体に流してあげると言うのが基本的な流れです。

通常機能している流れに途中違う血管が繋がっていたら問題があるのは想像できますが、 図で表しても小さい血管なのにこいつがやっかいなのです。

このまま閉じないでいると、HighFlowによる肺高血圧症となるというのです。
簡単に言うと肺に行く血液の量が多くなるということだそうです。

じゃぁどうする?

この問題を解決するための方法は2つだそうです。

  1. 薬を投与して閉じるのを待つ(1日半を1サイクルとして状況を見る)
  2. 外科的に縛る

ステップとしては、まず薬(インドメタシン)を投与して閉じるように促し、経過を見ながら、外科に切り替える判断をするという方針を決めました。

かいせいCEOの動脈管が閉じない!

薬(インドメタシン)による対処を3回トライしましたが、動脈管の閉じ具合はあまり良くなく、結果的に外科手術をすることになります。

手術までの経過は以下のような感じです。

日付動脈管経状況
4/307mm誕生日 胃ろう造設術、EDチューブ挿入術
5/15.5mm1回目の投与開始
5/44mm反応がいまいち。肺機能への影響は問題なし
5/73.5mm5/6 2回目の投与開始
5/93回目の投与開始
5/103mm循環器科へ相談
5/12外科手術を実施することに決定

5/12 朝9時に電話が鳴る

電話がなった時は本当にびっくりしました。
何が起きたのか!?と

電話の内容は、動脈管の状況が思わしくないので、午後から外科的に閉じる手術を行うという判断をしたということでした。

タクシーに乗って向かったのですが、本当にどうなるかずっと不安でした。

心臓外科の先生登場

病院に着くと主治医の先生から説明を受けたあと、心臓外科の先生から手術の内容に関して詳しい説明を受けることになります。

どんな手術をするの!?

左胸から開胸して手術を行うとのことです。
動脈管閉鎖の対応策としては、3つあるそうです。

  • クリッピング術(血管をチタン製のクリップで止める)
  • 結紮術(縛る)
  • 離断術

かいせいCEOの場合はクリッピング術

クリッピング術でいくとの説明を受けました。
チタン製のクリップで血管を止めるということでした。

(図 用意中)

止めたチタン製のクリップは身体の中に残ります。

説明書&署名怖い

説明書類から抜粋

外科の医師と麻酔の医師からそれぞれ説明を受けるのですが、当然といえば当然ですが、上のような手術の危険性の紙を見せられながら説明されるんですよね。

こんな見たこともないような言葉並べられたら恐怖しかないよね。

説明書類から抜粋

ドラマとかで見るように成功率◯◯%とか言われるわけですよ。
たとえば90%って聞いても、

もしかしたら・・・・って考えちゃいますよ。

「そんなの90%もあるんだから!」とか言う人は完全に他人事ですよね。
実際にその状況になったら絶対躊躇します。

時間が無い中での決断と署名ですが、
親としてできることは、
自分の子どもの状態を把握して、
これから行われることを理解して、
待つ、
ということです。

14:15動脈管開存症に対する閉鎖術 開始

手術の前に、かいせいくんの顔を見ることができました。
昨日もそうだったんですが、

これが最期になるかもしれない

と思うんですよ。
そう思うと離れられないんですよね。
かいせいくんガンバレ!と声をかけて待合室に移動しました。

時間にして1時間くらいの手術になると説明を受けていました。
いよいよ開始です。

15:45 手術終了

時間にして1時間半ですが、待ってる間は全く落ち着きませんでした。
何も手につかないので、何をしていたかも覚えてないくらいです。
実は当時の動画が残ってるんですが、手術開始と終わりました!っていう動画のみが残ってるんですよね。
待っている途中は本当にずっと気を張っていたのだと思います。

15:45に手術自体が無事終わったという連絡を受けました。
ひとまず一旦ホッとしました。
しかし、手術終わっても安心できません。
経過のチェックをして会うことができます。

17:45 NICU入室かいせいCEOと会えた!

手術お疲れさま!!!
まだ麻酔が効いてるので寝ていました。

看護師さんがほっぺにハートマークのテープを貼ってくれてました。
緊迫した中でこういうことができるのって本当にすごいと思います。
看護師さんたちにはいつも心を落ち着かせてもらってました。

麻酔が効いて寝ているのですが、もどってこない(意識が戻らない)可能性があると考えると会えても不安が大きかったです。

前日の手術の時もそうでしたが、あとはかいせいくんの体力次第!って感じになるんです。
これってほんとうに神頼みですよ。

医療的に出来ることやっても、本人の体力や生命力がなかったら戻ってこれないですから。

結果的にですがかいせいくんは意識をもどしてまた会うことがでたのです。

もう彼は私の生きてきた人生を超越しました

翌日の13日にはまだちょっとぐったりしていましたが、
目を開けてこっちを見てくれました。

見てくれたときは本当にかいせいくんのことすごいと思いました。

心臓の血管を閉じてるんですよ!
想像できませんよ!
生まれて2週間も経ってない赤ちゃんですよ!
体重1400gくらいしかないんですよ!
どこにそんな体力あるんですか?

生命力密度(こんな言葉無い)で言ったらかいせいくんのほうが断然上ですよ

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