医療ケアを1枚でわかりやすく!図解!かいせいくんを紹介します

医療ケアを1枚でわかりやすく!図解!かいせいくんを紹介します
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医療ケアはものすごくたくさんあって手順もひとりひとり違う

人工呼吸器、気管切開、気管カニューレ、胃ろう、経管栄養、このような言葉で表現すると一律同じような医療ケアという風に聞こえてしまいます。
しかし、実際は機械のメーカー、設定、サイズ、使い方から始まって本人の状態に合わせた薬や肌の状態によってしなければならないケアなど場合分けがたくさんされています。

ひとつひとつの内容は把握・理解できても、患者ごとに考えた場合は全く違う手順になってくるのです。

医療ケアという言葉で一括りにしても同じような医療ケアを持つ子どもの親と話すときには全く噛み合わない場合も多くあります。

家族だけでは生活できないからたくさんの人達に協力してもらう必要がある

病院を退院して在宅医療に移行するととてもたくさんの医療関係者と関わることになります。自分たち家族だけでは生活が回らなくなるので訪問看護やヘルパー、レスパイトや短期入所といったサービスを活用しながら生活することになります。

訪問看護やヘルパーは同じ人が毎日来てくれるわけではなく、複数人の人がローテーションで来てくれます。しかも1つの事業所だけではなく何箇所も使う場合もあります。

さらには、家族が体調を崩して子どもを見ることができなくなった場合などは短期入所という形で施設に預けることになります。
ただ預ければよいということではなく、その間の医療ケアも任せる必要がでてきます。

短期入所施設はこんなのがあります。

口頭で伝えるのって伝わるかな?これを何度もやるの?

先程説明したような方々に毎回毎回説明する必要があります。当然、一度話した内容は事業所内で共有はされていますが、聞くのと見るのでは全く違います。
それが伝わっているかが心配だったので初めのうちは違う人が来るたびに医療ケアの手順を毎回毎回説明していました。

そんなことを続けていると、だんだん考えるようになります。
受け入れる看護師さんや病院の立場からすると初めて聞く内容ですが、私たちは何度も何度も同じことを話すことになります。そうなってくると伝え忘れやココはわかるだろうと思って説明を省いたりしてしまう場合があります。

看護師さんや病院によって得意分野や専門分野が異なるので詳しく説明したほうが良い部分と簡単に説明するだけで良い部分があります。

私たちは医療従事者ではないのでそのあたりの判断はできません。
かといって伝え漏れや説明を省くことでかいせいくんのケアが適当になってしまっては元も子もありません。

図解!かいせいくんを作ればいいじゃない!!

そんなことを考えたり話したりしていった結果、今回紹介する「図解!かいせいくん」が誕生しました。
A4用紙1枚くらいでひと目で全体がわかるような内容があると話す内容に漏れが出ないし、詳しく聞きたい部分はこれを読んでから質問してもらうことでより細かく会話できるという流れを作ろうと思いました。

結果的に訪問看護やヘルパー、短期入所やレスパイトの時にコレを見ながら会話をすることでスムーズな伝達ができています。
特に短期入所など期間があいて利用する場合などは前回利用時と違う部分のみを把握すれば良いということでとても重宝されています。
慣れている人は差分だけ見ればよいし、初めて担当する人は全体を見るという具合に使われています。

図解!かいせいくんを説明しよう!

気管切開部|気管カニューレ

気切部は、Yガーゼを1枚挟みます。

清潔にして、デルモゾール+アズノールの軟膏をぬります。

人工呼吸器|加温加湿器の設定

加温加湿器は37℃くらいを維持

※最近動きが激しく、カニューレが抜けやすいです。
(日中、人工鼻可能。体調が良い時は12時間位可能。顔色が悪い時やSpO2 85%が1分続いたら呼吸器に戻す)

たん吸引|ムセ込み時

8mmのカニューレチューブを気管に5cm入れて吸引します。
鼻水を取る時は、オリーブ管を使います。
気切用、口・鼻用のチューブは分けます。

吸入|ネブライザー使用

朝、夜2回
朝:メプチン、インタール
夜:メプチン、パルミコート

※痰が多い時は、生理食塩水を使用して時間に関係なく吸入を行います。

腸ろう:EDチューブ |栄養を入れるところ

全長120cm
35cmお腹に入っています。(お腹の外85cm)

ミルク

ミルクは24時間注入 38ml/h
4時間、6時間のサイクルで交換を繰り返す
ミルクの入れ替え時は5ml~10mlの白湯を流す

※ミルクの入れ替え時は胃ろうから胃残を引く!

胃ろう|薬を入れるところ

胃ろうの肉芽には、デルモゾール+アズノールの軟膏を塗ります。

※胃ろうボタンの固定水 週1回入れ替え(3ml)

おくすりの入れ方

お薬入れる前に胃残を引く!

朝、昼、夜(目安 7時、13時、19時)
各種胃ろうのボタンから注入。

毎回3ml(エルカルチン1ml+白湯2ml)で溶かし入れ、更に白湯2mlで入れ、空気で押し入れます。

肌のケア

おまたが赤いときの対応

リンデロンを塗ります。(少し良くなってきたらキンダベート+ワセリンを塗る)

腕や足の肌荒れ

ロコイド+ワセリンの軟膏を塗ります

お腹のケア

1日1回、綿棒刺激で排便
※お腹が張っていた場合、浣腸をします。
おしりが赤く荒れたら、亜鉛化軟膏を塗ります。

通常サチュレーション

SpO2:97%くらい
心拍数:100前後

マニュアル(図解!かいせいくん)があるともっと深く患者のことを考えることができる

同じことを何度も会話することや確認することはとても効率が悪いです。
そして人間は忘れてしまう動物です。マニュアルを共有することで忘れたことを確認したり、同じことを聞いたり話たりする時間を省けます。

すると、より深く患者(かいせいくん)を見ることができます。表情や動き、文字では表せない深い洞察ができます。
それを見ることでもっとこうしたほうが良い、普段と違うからこんなケアをしてあげたほうが良いと考えることができるようになります。

マニュアルによってもっとかいせくんを見ることができる。
関係者全員がすごく良い状態で関わってくれます。

何度も同じことを説明するのに疲弊しているママさんパパさんに参考にしてもらいたい

ママさんパパさんは同じことを何度も何度も説明して疲弊してしまっていませんか?

新人の看護師さんの対応が悪い!

ヘルパーさんの機械の扱いが雑!

言ったとおりに医療ケアをしてくれない!

と思ったことはありませんか?
ただでさえ不規則な生活を送っているのにイライラが溜まって仕方ない・・・

そんな時はこの図解!かいせいくんを参考にしてみてください。
写真に付箋を付けて手書きでもOKだと思います。
少しでもママさんパパさんの役に立って生活が楽になることを祈っています!

図解!の相談のりますよ!

ニーズがあるかはわかりませんが秘書あてに連絡を貰えれば今回の図解のようなものを作るための相談にのることもできます。
気軽に問い合わせページから連絡ください。

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