子ども用車いすって何?国土交通省がバスや電車や駅中にポスターを掲示!

子ども用車いすって何?国土交通省がバスや電車や駅中にポスターを掲示!
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マネージャです。

私は医療ケアを持つ超重傷心身障害児と呼ばれる子供の父親です

東京都内の電車に乗っていたら駅に子ども用車いすに関するポスターが掲示されていました。 朝の通勤ラッシュでほとんどの人は見ていなかったですが、 私の目にははっきり飛び込んできました。

これは普段から子供用車椅子を目にしているから見つけただけで、普段目にすることのない方にはほとんど何を言っているのかわからないと思います。
しかし、このポスターの掲示や普段馴染みのない方に知っていただくことはとても良いことだと思うのでまとめようと思いました

ベビーカーっぽく見えるよね。でもコレ子ども用車いすなんです

子ども用車椅子を見たことがあるでしょうか?

はい

と答えられる方はごく少数かと思います。
そもそも普通のベビーカーと子ども用車椅子は見た目上見分けられないことが多いので、このような質問をされても答えられないというのが正直なところだと思います。

実際私もかいせいCEOが産まれるまでは存在すら知りませんでした。
街で見かけたとしても「ふーん」くらいにしか思わないかもしれません。

しかし、私達のようにこのような子ども用車椅子を利用していると理解されない辛い出来事に遭遇する場合がたまにあります。

「ベビーカーなんだから畳めよ!」「畳んで抱っこしろよ!」

東京都内の電車は混むことがとても多いです。
バスでもぎゅうぎゅう詰めになりながら乗る場面も多いです。

そんな中大きくて幅の取るベビーカーみたいな車いすが乗ってきたら

ベビーカーなんだから畳めよ

畳んで抱っこしてもらえないかなぁ

と思うかもしれません。中には声に出して言う方もいらっしゃるかもしれません。

1人でも多くの人が乗れるようにするためにスペースの取るベビーカーは畳んで、抱っこして乗ったほうが良いことは確かです。
ですが、

これはベビーカーじゃないんです・・・
畳めないんです・・・
抱っこできないんです・・・
抱っこできたとしても首が座ってないし、体幹がしっかりしてないんです・・・・
・・・・
・・・・
・・・・

説明する時間ないよ・・・

この子は障害児で・・・
これはベビーカーに見えるけど・・・
実は車椅子で・・・・
医療機器がのっていて・・・・

というようなことを電車やバスに乗っている時に説明できますか?
「畳めよ!」って言われたらちょっとは説明できますが、思っているだけの人には伝えることはできません。
さらに、口に出して「畳めよ!」という人は説明しても「なんかごちゃごちゃ言ってるな」くらいにしか思わないことが多いです。こういうときって相手はイライラしているので会話できる状態ではないことが多いです。

実際前述のような場面で、説明してもほとんどが理解されない顔をされることは多いです。
(お店や新幹線などを利用する場合は、説明すると結構理解してもらえます)

国土交通省がポスターで子ども用車椅子を知ってもらうように活動し始めた

駅のポスターでこのような掲示物を見かけることはありませんか?

見ると国土交通省が子ども用車椅子の啓蒙・啓発を目的として鉄道会社やバス会社に配布して掲示を進めているポスターのようです。
以下ポスターの内容を引用しながら補足説明をします。

これは子ども用車椅子です。
病気や障害が理由で”これがないと移動できない”子どもたちが使用しています。
みなさまのご理解、温かい配慮をお願いします。

特徴

  • 折り畳めません
  • 重量があります
  • 子ども用車いすマークもあります

周囲の方へ

  • 街なかで見かけたら、そっと見守りましょう
  • 困っている様子が見られたら、声をかけてみましょう

ベビーカーを車椅子と同じ目的で使用している場合もあります

写真のようなタイプだけが車椅子ではありません。
普通のベビーカーを車椅子という目的で使用している場合もあります。
これは、

  • 障害者手帳の発行や手続きの関係で製作が遅れていて一時的に市販のベビーカーを使用している場合
  • 障害の度合いの関係で障害者手帳が作れない場合でしょうがなく市販のベビーカーを使用している場合

などがあります。
これらは、制度の問題などもあり、私達のような一個人の親が努力してどうなるものでもありませんので、ぜひご理解いただきたいです。

子ども用車椅子ってベビーカーと何が違うの?実物ってどういう感じ?

実物はこんな感じです。かいせいCEOが使っている子ども用車椅子バギーはこちらの記事にまとめているのでご覧になってください。

ベビーカーとの違いは?

見た目で見分けるは結構難しいかもしれません

前述のポスターをみても一見普通のベビーカーに見えた人もいらっしゃると思います。
さらに、最近はベビーカーでも子ども用車椅子でも海外製の製品も利用している家族もいるので、大きさだけで判断するのも難しいです。

かいせいCEOの子ども用車椅子を見ると普通のベビーカーとは違うことはじっくり見ればわかると思いますが、街なかですれ違っただけでは判断が難しいと思います。

じゃぁどうやって見分けるの?

車椅子マークを見つけてみましょう

障害児の多くの家族はベビーカーに間違われてしまって、辛い経験をしたことが少なからずあると思います。
ですので多くの場合、以下のような車椅子マークをぶら下げていることが多いです。
周りを見てみて、このようなマークがついていないかを確認してみましょう。
もし見つけたら

これが子ども用の車椅子なんだ!

と心の中でつぶやいてください

なんでこんなのがあるの?普通の車椅子じゃダメなの?

子ども用車椅子にはだだ乗せる以外の目的があります。
それは姿勢保持と医療機器の運搬です。
これらを行うために、通常の車椅子を使うことでは対応できないため特別に制作された子ども用車椅子を利用しています。

姿勢保持

医療技術の発達により、障害や病気があっても退院して在宅医療という形で自宅で生活ができたり、外出したりすることができるようになってきました。

体の発達が遅かったり、成長しなかったりするさまざまな理由で、姿勢を自分自身で保つことができない子どももいます。
そのために、子ども用車椅子に乗った時にすわった姿勢を保持できるように体の形に合わせて車椅子を作っています。

製作するには、医師の処方と指示が必要で、子供の体に合わせてオーダーメイドで製作します。

ちなみにかいせいCEOは5歳になりますが、自分自身で座ることができませんし、立つこともできません。
首はすわっていますが、支えがないと倒れてしまいます。
抱っこする場合は、抱っこするというより抱えるという状態に近いです。

医療機器の運搬

ベビーカーにはカバンをぶら下げたり、おむつなどの荷物を乗せるポケットなどはついているかもしれませんが、子ども用車椅子の場合は、障害児の状態に合わせてさまざまな医療機器を乗せて移動しなければならない場合もあります。

具体的にどのようなものが積まれているかに関してはこちらの記事を見てみてください。

まとめ|子ども用車椅子があることを知ってもらって優しい世界になるといいなぁ

・子ども用車椅子の存在を国土交通省がポスターで啓発してくれています

・見分けるには「子ども用車いすマーク」を探してみましょう

・障害児や車椅子に馴染みのない方たちにも認知が広がって優しい世界になるといいなぁ

たくさんの人たちに知ってもらえるとすごく嬉しいなぁ

国土交通省のポスターに関する説明資料

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